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授業内容
講義
神経科学に含まれる事象について、細胞レベル、運動系の末梢から中枢まで、感覚系、当動的脳機能へと、そのメカニズムと全体における位置づけを重要視しながら、発展的に進めていく。項目によっては各専門家を呼び、高度な最新の内容をわかりやすく講義してもらう。
実習
人体を用いた神経、筋の興奮状態の測定を体験し、観察される現象の機構を説明できるようにする。感覚系および中枢を介した反応についていくつかの課題を実行し、背景となる神経機構についての基本的性質を考察し理解する。
教育方針・目標
動物性機能系
人間の行動や心理現象の背景となる神経・筋・感覚系・統合的脳機能を扱う、いわゆる生理学のなかでも動物性機能と呼ばれる分野は、今やNeuroscience(神経科学)として遺伝子や分子レベルから人間の社会的行動までをカバーする学際的な大きな研究領域へと発展し、さらに新しい知見を生み出し続けている。その情報量は膨大なものであるが、教科の中では、神経科学に含まれる諸事象の中で医学生として知っておくべき内容を厳選し、基礎医学の基本的レベルから臨床医学の最新情報にかけて、人間の動物性機能を統合的システムとして理解できるように講義と実習を行う。学習にあたっては、医療科学の上で重要な神経科学的事象について、生理学的メカニズムの基本的骨格を倫理的に説明できることを目標とする。
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